ライソゾーム病8疾患に対する酵素製剤11製剤の
「保険医が投与することができる注射薬の対象薬剤への追加」承認について
2021年2月10日に開催された中央社会保険医療協議会総会(第475回)において、ライソゾーム病8疾患に対する酵素製剤11製剤の「保険医が投与することができる注射薬の対象薬剤への追加」が承認されました。
この承認により、制度上は、在宅での酵素製剤の投与が、医師の指示のもと看護師でも実施可能となります。対象の酵素製剤は表の通りです。
本件については、かねてより先生方や関係患者会の方々にご尽力いただいておりますが、この度、在宅自己注射の対象薬剤に係る運用基準(2020年12月23日中医協総会で承認)および日本先天代謝異常学会が1月27日付で厚生労働大臣宛に提出した要望書等を踏まえ、承認に至りました。
詳細については現時点で未定です。また、制度としての承認は得られましたが、実際の運用については、解決しなければならない課題が多くあります。引き続き、在宅での酵素補充療法の実施に向けて、体制の整備が進められる予定です。
*本承認に関する資料は、下記厚生労働省ホームページ内の「保険医が投与することができる注射薬の対象薬剤への追加について」に掲載されておりますので、ご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00090.html
【追記】3月5日の官報に告示改正について掲載されました。下記をご参照ください。
※現在は無料閲覧期間が終了しております。
https://kanpou.npb.go.jp/20210305/20210305g00049/20210305g000490160f.html