日本先天代謝異常学会 患者登録委員会 新委員
自己紹介記事「小林 弘典(こばやし ひろのり)先生」
氏名:小林 弘典
所属:島根大学医学部附属病院 検査部
出身地:広島県福山市,1999年 島根医科大学卒業
趣味:ここ数年はサイクリングに行ったりするのがたまの休日の楽しみです.クルマ,特にオープンカーが大好きで,学生時から大切にしている軽オープンカーのエアコンが直 らない事が近年の大きな悩みの1つです.
専門分野:先天代謝異常症(脂肪酸代謝異常症,有機酸代謝異常症,ムコ多糖症,尿素サイクル異常症などの新生児マススクリーニングなど)や小児内分泌
<メッセージ>
2003年に大学院生としてこの分野に携わり始めてから、気がつけば20年以上が経ちました。島根大学はこれまで尿中有機酸分析やタンデムマス分析を通じて、全国の多くの患者さんの診断に関わってきました。私自身も、その一端を担わせていただきながら研究や診療を続けてきました。また、恩師である山口清次先生が、タンデムマス・スクリーニングを日本全国に広めるために尽力されていた姿を近くで見ることができたことは、私にとって大きな学びであり、今も活動の原点とも言えます。医師・研究者という立場ではありますが、皆さんと同じく病気に向かい合っていく仲間として、日々の悩みや喜びも含めて一緒に分かち合える存在でありたいと思っています。
このたび、患者登録委員を務めさせていただくことになりました。島根県はご存じのとおり人口の少ない地域で、日常生活の中で同じような病気の患者さんやご家族に出会える機会はほとんどありません。そのため、ときに不安や孤独感を感じてしまうこともあるのではないかと思います。だからこそ、JaSMInのような患者登録制度は全国の患者さん・ご家族が色んな思いや情報を共有するきっかけになる素敵なシステムだと思いますし、微力ながらもそのお手伝いに携われることをとても嬉しく思います.どうぞよろしくお願いいたします.
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